現在でも私たちの生活を制限させる感染症が、ここ日本で最初に確認されたのは、私がまだ学生で青春を謳歌していた頃の話です。

それから、日々の当たり前が当たり前では無くなりました。今まで肩を組み、楽しみを分かち合っていた友人との距離の確保、制限されていいはずの無い外出の規制、義務より命令に近いマスクの着用...日が経つ事に増えて行くのは感染者数でも、ルールの数でもなく、人と人との心の距離でした。

そんな過酷な環境の中、私は就職活動を終え、ベンチャー企業へと就職をしましたが、そこで待っていたのはあまりに残酷な社会の年齢という名の差別でした。

『あなたはまだ若いから』
『20代前半に何が出来る』

「年齢=経験値」という理屈は理解出来ましたが、頭ごなしにされていいものなのかと疑問を抱いていました。
コロナ禍で痛感した「人と人との距離」、そして年齢というハードルなど、これまでに受け止めた思いを胸に少しでも多くの若者の新しい人生のスタートに関われる住まい（不動産）を媒体として、人の心に寄り添いたいと株式会社FABRICを立ち上げました。


私、中川自らが20代若手の活躍のFABRIC(基盤)になります。また、若手人材の育成にも力をいれていき、FABRIC生地のような親しみやすく温かみのある「人」の集まる場を創出します。
そんな願いを込めて基盤や生地を意味するFabricを社名に選びました。